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6/21/2009
サイパンの拍手
2009年6月22日発売号の【アエラ】で、こんな記事が載っているそうです。
天才育んだ「サイパンの拍手」
これは、先日クライバーン国際ピアノコンクールで優勝した辻井伸行さんのご紹介の記事です。
ナント!!
サイパンのDFS(デューティーフリーショッパーズ)本店の中にエルメス・シャネル・ヴィトンなどがずらりと並ぶブティック街があります。 そこには自動演奏のグランドピアノが置いてあるのですが、辻井さんが5歳の時に、そのピアノを弾いたのがきっかけで、人前でピアノを演奏する喜びを知ったそうです。
アエラの記事の一部をご紹介します。
辻井伸行さん。
原点はどこにあるのか。
5歳のとき、ピアノを始めて一年が過ぎていた。
場所はサイパン。
ショッピングモールを歩いていると、自動演奏しているピアノが置かれていた。 奏でられているピアノを前に、「弾きたい、弾きたい」とぐずった。
モールの店員が自動演奏を解除してくれた。
伸行さんはそのグランドピアノを弾いた。 徐々に聴衆が集まってきた。 しかし、彼の目に聴衆は映っていない、家で練習しているのと何も変わらない、つもりでいた。
が、弾き終わると、
「ブラボー! ブラボー!!」
と声が掛かり、拍手も起きた。
驚いた。 聴衆の前で弾いたのはこれが初めてだったからだ。
盲目のせいだけではないだろう。 幼かった伸行さんは、いままで自分が弾いた演奏が評価されるなんでことまで、思いが至っていなかった。 だが、人から受ける称賛の声と拍手を初めて体験し、これまでにない嬉しさを感じだという。
アエラ(井上和典氏の記事より)
DFSに行かれた時には、天才を育んだピアノ、そしてサイパンの人達の温かさ触れてみて下さいね。
15年前、もしかしたらDFSで辻井さんに拍手をしていたかもしれませんね。
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